Posted by on 2018年02月28日 in お稽古日記
平成30年2月 お稽古日記

大炉の季節が終わろうとしています。芳月会の皆様と行った逆勝手、いかがだったでしょうか?

いつも一週目は大変です。久しぶりに帛紗を右に付け、足は左で入る・・・視界は左へと変わり、建水に湯を捨てるのが難しく・・・

普段の動きがいかに体に染み付いているかを痛感することで始まります。もう忘れている、お茶を始めた頃の自分に戻る様な気持ちで。

しかし、二週目になると、先週よりも上手く体が動いている事に気付きます。さすが人間の体の仕組みは凄い。記憶が体を動かしてくれるのです。慣れてくるのですね。確かこんな風だった、これで良かったよねと、ちょっと不安になりながらも、だんだん流れに乗ってくる。これが体を使うという事です。

今回は三週目に、大炉逆勝手で牡蠣雑炊の茶事を行いました。静幸庵では、皆様が露地を歩き、傘になっている枝垂れ梅の花の下をくぐり、温かい部屋へ席入りしました。亭主・半東、代表の方々の点前や振る舞いも素晴らしく、水屋の方々は裏方の細かい所作に、学びが多かったのでは無いでしょうか?客になられた方々も、人の動き、道具、席中で完成された雑炊、全てに於いて新鮮な発見があったことと思います。また、静幸庵で滝の音を聞きながら茶事をしましょう。全クラス楽しい時間を過ごせましたこと、嬉しく思っております。

三月は釣り釜です。揺れる鎖に春の心を見て、充実した稽古をしてゆけたらと思っております。

平成30年2月28日  畑中 香名子