Posted by on 2018年07月5日 in お稽古日記
平成30年6月 お稽古日記

6月の稽古が終わりました。今年は初めての6月梅雨明け、物事がどんどん早く進んでいるようです。こういう時こそ、心を休める時間が必要だと思うこの頃です。

今月は、貴人点や台子の薄茶、台天目や流し点、七事式は一二三之式と香付花月を勉強しました。台子の点前も時々行わないと、その原理を理解することは出来ません。台天目では、初めて天目や天目台の扱いを学び、象牙の茶杓の扱いを習得された方もおられました。

七事式の稽古は、いつも本当に楽しいですね。一二三之式では、今の評価方法だけではなく、昔、その成立時の評価の基準もご紹介しました。時をかけて物事は、その時代に合わせてか、はたまた偶然のしろものか、どんどん変化してゆきます。その変化の経緯を知ることで、真意を学ぶ。これも勉強です。香付花月もしかり。なぜ畳の上で香包を伏せるのか、その意味は・・・

たくさんあった皆様の素晴らしい歌を、少しだけご紹介しましょう。今回は全て夜組さん、四人の男性と二人の女性の歌です。この他茶席の様子を詠み込んだものも、色々ありました。

しかし、その方らしい歌、その方だから詠める歌を特に・・・。

雨音が 早苗に響く帰り道 童の声と可愛いハーモニー

夏越しの 雨音と聞く釜の湯気 初心忘れず一期一会と(この日の軸は一期一会)

雨音が 騒いだ後の紫陽花は きらめき増してより美しい(大学生作)

笛吹の 岸辺に鳴きし虫たちの 声をかき消す雨の音かな(笛吹川に旅をされた方)

君遠く 軒に佇み雨音に 故郷のせせらぎ想いめぐらす

掛け声を 響かせ走るゴールの先 見える勝利に雨音も笑う

平成30年6月30日 畑中香名子