平成30年7月号 風の心

Posted by on 6月 19, 2018 in 風の心 | No Comments
平成30年7月号 風の心

スイスの新聞記者ペーター・シュミートの、京都での茶道初体験について、岡田章雄氏は次のような引用をしている。 「一人の少女が湯気の立っている釜の掛けてある炉の前に坐っていて、その炉の廻りには火箸、杓、その他の道具がきちんと […]

平成30年6月号 風の心

Posted by on 5月 17, 2018 in 風の心 | No Comments
平成30年6月号 風の心

「われらが宗体と申すは 教外別伝にして        いふもいはれず説くもとかれず 言句に出せば教に落ち            文字を立つれば宗体に背      たゞ一葉の翻る 風の行方を ご覧ぜよ」 謡曲『放下僧』の一 […]

平成30年5月号 風の心

Posted by on 4月 14, 2018 in 風の心 | No Comments
平成30年5月号 風の心

母が、郷里の母校、西俣小学校の子供たちへ、ある言葉を贈った。昨年11月の事だった。 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」 今年3月、鹿児島の親戚から、南日本新聞が届いた。「ひろば 若い目特 […]

平成30年4月号 風のこころ

Posted by on 3月 16, 2018 in 風の心 | No Comments
平成30年4月号 風のこころ

(前月からの続き) 玄々斎好みの寒雲棚を、円能斎が再び好んだものを、向切に置いた。この棚の前では、私の身長や座高で、どのように点前をすべきか考える。未熟な私にとって、ここでの向切の炭、特に後炭は難しく、今迄できていたこと […]

平成30年3月号 風の心

Posted by on 2月 22, 2018 in 風の心 | No Comments
平成30年3月号 風の心

梅見の茶事を行っている。今年は極寒の日が続き、雪も度々に降った為、御園の梅は予想よりも大幅に開花が遅れた。そのような中、たくさんの皆様にお越し頂き、拙い茶事で恐縮ながら、共に有意義な時間を過ごさせて頂いたことに、感謝で一 […]

平成30年2月号 風の心

Posted by on 1月 20, 2018 in 風の心 | No Comments
平成30年2月号 風の心

母が白内障の手術をした。入院して、両目同時に行うその手術は、多くの方々がなさっている、一般的なものである。しかし久しぶりの入院で何となく落ち着かず、その上目の手術となれば、失敗すると見えなくなる可能性もある。80歳を越え […]

平成30年1月号 風の心

Posted by on 12月 19, 2017 in 風の心 | No Comments
平成30年1月号 風の心

尊敬する和尚様とお話をしていた。床の間には、鈴木大拙博士が「独坐大雄峰」と書かれたお軸が掛っている。さっきまでしとしとと雪交じりの冷たい雨が降っていたのに、急に光が差してきた。古くなった白い壁に生まれた陰と陽の陰影が、そ […]

平成29年12月号 風の心

Posted by on 11月 15, 2017 in 風の心 | No Comments
平成29年12月号 風の心

今年の待光庵研修旅行は、石川県小松空港から入り、山中、金沢、能登と、県内を北上する形で、2泊3日を有意義に過ごした。 1日目の最初は、山中の生地生産協同組合に伺い、大木を裁断して、小さな板からお椀の原型までに仕上げる様子 […]

平成29年11月号 風の心

Posted by on 10月 14, 2017 in 風の心 | No Comments
平成29年11月号 風の心

圏央道を運転して走っていた。つい先日同じ道を通った時に、美しい緑色だった田んぼの稲が、稲穂になって金色に輝き、一面に豊作を見せてくれた。電線も高い建物もない江戸時代の人々が、どんな気持ちでこの景色を見、感じたか、ハンドル […]

平成29年10月号 風の心

Posted by on 9月 14, 2017 in 風の心 | No Comments
平成29年10月号 風の心

(前号からの続き) 特徴の二つ目は、点前を自分で考える自由を、お許しいただいていることである。他のどの点前も、位置の決定、順序、所作に、ある程度の規定を有する。しかしこの棚は、それを自分で考えて工夫することが出来る。 茶 […]