Posted by on 2019年04月28日 in お稽古日記
平成31年4月 お稽古日記

4月、透き木を扱いながら、炉の季節が終わりました。

半年間の思い出を振り返り、早かった時の流れを感じます。

茶通箱の稽古では、全ての箱の種類を見て頂き、それぞれのお家元へ想いを馳せました。

流し点では、居舞の向きの理論を分析し、なぜこの向きで行っているのか、円能斎のご意思を考えました。

春を慈しむ、そんな気持ちで炉を塞ぐ季節を過ごし、感謝の念で終わります。昨日も勉強会でご一緒した皆様と、心の通じる、楽しくて興味深い、なぜどうしてそれを知りたいという、お茶のひと時となりました。そんな皆様とのお茶が、最高の宝物。このひと時がどれだけ幸せな事か、痛感するばかりです。

4月最後の子供たちの稽古では、大切なものは失ったときに始めてわかる、だから日常的にそこにある有難いことに、自分で気付かなくてはいけないというお話をしました。失ってからでは遅いから。今日おうちに帰ったら、お父さんやお母さんに「有難う」って言ってみようか、と。

皆様のお陰様で、無事に、そして有難く炉の季節を終えました。来月からの風炉、稽古に茶事に遊びに、全力投球です。

病の方も、足が悪い方も、耳が聞こえない、手が震える、覚えられない、仕事が忙しい、悩みで憂鬱な方も、無理なく自然体で、全て同じく受け入れてくれるのがお茶。それだけ深く広く、慈しむ心であるのがお茶。私は、そう思っています。共に頑張りましょう。

待光庵では行事の様子や日常の出来事をFacebookでもご紹介しております。是非ご覧ください。ある日の子供教室の様子

平成31年4月28日 畑中香名子