令和8年9月号 風の心

Posted by on 8月 29, 2026 in 風の心 | No Comments
令和8年9月号 風の心

2014年出版の御家元のエッセイ集は、ご自身撮影の写真が入った美しい本で、私の大切な図書の中にある。今回刊行された新たな二冊を読み終えたとき、そのずっと以前から書かれていた本も読み返したくなって、改めて書棚を探し始めた。 […]

令和8年8月号 風の心

Posted by on 7月 29, 2026 in 風の心 | No Comments
令和8年8月号 風の心

7月、いきなり空が暗くなり突然の豪雨、激しい風と音が響く。かと思うとパッと上がり、日がさんさんと射してくる。そんな日々の中、茶通箱の茶事を行った。酷暑の中をお運びくださる皆様に、来てよかったと思って頂けるよう最善を尽くす […]

令和8年7月号 風の心

Posted by on 7月 1, 2026 in 風の心 | No Comments
令和8年7月号 風の心

 もう30年も前に、私は裏千家学園研究科に一年間所属し、貴重な勉強をさせて頂いた。引き続き、もう一年行きたいと申し出たけれども、母の反対にその想いを屈したことを覚えている。  それでも当時は、寺西先生を筆頭に横山先生、永 […]

令和8年6月号 風の心

Posted by on 6月 3, 2026 in 風の心 | No Comments
令和8年6月号 風の心

 木々の緑が一層深くなり始めた。五月雨と呼んでいいのか、しっとりと降り注ぐ雨の粒が、茶庭を静かに包み込んでいる。一方で忙しくてかまえない家の庭には、お陰様で雑草が元気にはびこり、どこかで草取りをやらねばと、毎朝、毎晩、玄 […]

令和8年5月号 風の心

Posted by on 4月 29, 2026 in 風の心 | No Comments
令和8年5月号 風の心

 母が稽古場にいながら、時折ゆっくりとベッドで休めるように、奥の道具部屋を片付けた。もともと両親の寝室だったその部屋は、父が亡くなって母がマンションに引っ越してから、道具を収納する場所になった。今回様々な道具や書籍を移動 […]

令和8年4月号 風の心

Posted by on 3月 31, 2026 in 風の心 | No Comments
令和8年4月号 風の心

 3月14日・15日、ハワイホノルルフェスティバルにて、茶道のデモンストレイションと呈茶による、日本文化紹介プログラムに参加した。タクシーの運転手さんが言う。「十年に一度の悪天候だね。いや、こんなことは殆どおこらないよ、 […]

令和8年3月号 風の心

Posted by on 3月 1, 2026 in 風の心 | No Comments
令和8年3月号 風の心

(先月号からの続き)  2月号にて、裏千家の茶人、名誉師範、石川県人である大島宗古氏(1907‐1999)の文章をご紹介させて頂いた。裏千家十一代家元玄々斎宗匠と前田藩重臣奥村家の御茶道堂であった湯川宗俊の、一客一亭雪の […]

令和8年2月号 風の心

Posted by on 1月 28, 2026 in 風の心 | No Comments
令和8年2月号 風の心

 雪の予報が聞こえると、思いを馳せる茶事がある。裏千家の茶人、名誉師範、石川県人の大島宗古氏。写真でしか知らない、図書の中でしかわからない、この方の雪の茶である。大島氏の筆のままで記せば、正客、御釜師宮崎寒雉老(十三代と […]

令和8年1月号 風の心

Posted by on 12月 25, 2025 in 風の心 | No Comments
令和8年1月号 風の心

一言、 「美味しいっ」 と、中学生のS君が云った。それがなぜだか、胸に深く刺さった。薄茶を一口飲んだ直後の、ほんの一瞬の事だった。 「先生、私お湯を入れ過ぎました・・・」 と、追いかけるように中学生のRちゃんが言った。こ […]

令和7年12月号 風の心

Posted by on 11月 27, 2025 in 風の心 | No Comments
令和7年12月号 風の心

「私は、もう少し生きるようですよ」猊下はそうおっしゃった。車椅子の上から穏やかに微笑み、その場の空気を優しさで包んでいた。有馬賴底猊下はとてもお元気で、静かに、その大きさを保っておられるように感じた。  10月、姪の結婚 […]