Posted by on 2020年05月26日 in お稽古日記
令和2年5月 稽古日記

若葉が美しく輝きだしています。鳥の声が一段と晴れやかに感じる時、空を見上げると白い雲がゆっくりと流れていきました。

芳月会の皆様、いかがお過ごしですか。稽古が行われなくなって、はや二カ月半です。胸の内は複雑です。皆様との思い出を振り返りながら、いったいいつから稽古ができるのだろうか、できるとしてもどのような形で行うことが望ましいのか、その為には何を用意すればよいのか。考えるばかりです。

先日は新入社員の研修として、久しぶりに正午の茶事を行いました。正客は渋谷先生、次客、三客は勉強される方々、亭主畑中、半東千登勢先生、懐石加藤先生と、6人で行いました。懐石はすべて加藤先生の手作りです。素晴らしいものでした。
人と人の距離を保つために立礼で行い、お茶も各服点で。前日は20時過ぎまで別の仕事をしていましたが、その後灰形を作りながら、気持ちが集中してゆくのが分かりました。すでにもてなしの時間が始まっていることに、とても心地よい思いでした。茶事って、お茶って不思議ですね。人間の心を変えていきます。朝、着物を久しぶりに着ました。迎付に出る時、露地の光が嬉しくて、なんとも言えない気持ちがこみ上げました。有難いことでした。

さあ、皆様とも茶事でスタートする予定です。何日からできるのか、どこでどのように行えるのか、具体化できましたらお知らせ致します。

心の中の寂しさや、うっとうしさ、不安、なんとなくすっきりしない皆様のお気持ちが晴れるような、楽しい時間を過ごして頂けるよう、何とか考えて参ります。またお便りさせていただきます。

令和2年5月25日 畑中香名子