Posted by on 2021年02月4日 in お稽古日記
令和3年1月 お稽古日記

2021年が始まりました。新しき年に、新たな希望や目標を掲げ、一歩一歩前進していきたいと思っております。

残念ながら、緊急事態宣言によって、1月のすべての行事が中止となりました。初釜も稽古もなく、また再び茶室の畳が冷たく静かに、寂しさをこらえたまま黙ってそこに佇んでいます。

そんな畳を見るたびに、皆様のお顔を思い出し、笑いながら稽古をした時間を振り返り、重い石がのったような心を何とか動かしています。

幸いにして、京懐石りほうのテイクアウトがまた始まったため、我々は朝からお手伝いの仕事があります。ですから身体を使って動きながら、嫌なことを忘れて、前向きな元気を出して過ごしております。有難いことです。

常を常として過ごせるありがたさは、昨年来散々思い知りました。今年は、「今」を大切に生きる、「今」を精一杯過ごす、という姿勢で進みたいと思います。所詮過去に戻ってやり直しもできない、未来に行きたくてもいけない、「今」の積み重ねが未来を創ることを思えば、結果の前に「今」この時を意識していこうと思います。

早く皆様と、再び畳の香りの中に身を置き、瞳の交わりを持ち、無言のうちの一体感を心から楽しめる時が来ますように・・・祈っております。

令和3年1月31日 畑中香名子