Posted by on 2021年07月8日 in お稽古日記
令和3年6月 お稽古日記

6月の稽古が終わりました。
荘物や貴人点といった小習い事、立礼で員茶や濃茶付花月、そして正午の茶事。
ひと月茶の湯の様々な側面にふれ、その一つ一つを丁寧に思い出し、そこから新しいスタイルの行い方を工夫して、心から楽しめるお茶を行いました。

コロナの影響でお茶は大きく変わりました。しかし、行い方や姿が変わっても、心は全く変わらないことを痛感しています。
みんなお茶が好き、みんなお茶が行いたい、みんな人と触れ合いたい・・・
「一碗」という緑の世界に身を置き、黙々と自分と向き合い、人に思いを寄せながら茶筌を振る。そのうちに嫌なことも、辛いことも忘れて、夢中になって無になっていく。
そんなお茶に感謝、そんなお茶に救われます。

このような社会情勢であっても、決して失われない心、その心を手のひらで支えるのがお茶かと、思っています。みんなで笑顔の絶えない時を、文化の香り高き、美味しいお菓子とお茶のある深い交わりを、実現していきます。そんな稽古場でありたいと、今日も思っています。

令和3年7月7日 畑中香名子