いよいよ新年の稽古が始まりました。
今年もコロナで苦しいスタートになりましたが、一席四名ずつの略式の初釜では、ささやかながら台目席の濃茶、広間の薄茶、聞香、そしてお持ち帰りいただいたお弁当とイチゴ、お土産など、無事に終えることができました。皆様が足を運んで下さったお陰様です。
このような時であるからこそ、心の結びつきを大切にして、本当のおもてなしをする。
濃茶はお家元と同じものを、薄茶は伊織さんのお菓子を、香木もお正月用に取り寄せて、できる範囲の最高を以って行うこと。精一杯のことを誠心誠意行うこと。これが母の教えです。
そして皆様と時間を共有でき、豊かなひと時を過ごすことができました。
その他の稽古日は盆点と長板を勉強し、残念ながら予定していた奥伝稽古はできませんでしたが、充実した年明けであったならば幸いです。
まだまだ油断できないような世情です。一人一人が気を引き締めつつ、ゆったりと前進して参りましょう。今年も宜しく願い申し上げます。
令和4年2月8日 畑中香名子


