
ゆったりとした空間の中でゆらゆらと揺れる釣釜の風情は、現代を生きる我々を古の時へ連れて行ってくれるような風情があります。ご飯を炊くための炭手前は少し炭を多く入れて、その置き方も工夫します。懐石は常の四つ椀とは異なり、自由なアレンジを楽しむことが出来るのも、この茶事の趣きがある部分です。ご飯が炊けるまでに頂く食事はどのような運びにするか、珍味などもお出しして普段にはないお味をお楽しみ頂くことなど、その時ならではのもてなしを考えます。白いお米がつやつやと炊き上がった時には、美味しい香りとお味にほっこりとするでしょう。食を満喫する茶飯釜の茶事ならではの瞬間です。薄茶は各服点の花月で行ってみます。
水の音、風の感触、木々のざわめき、鳥の声・・・路地の風情を感じて頂きながら、皆様と共に茶の湯の良さを共有することが出来ましたら幸いに存じます。
日時 3月24日(金)・26日(日)・27日(月)・28日(火)・30日(木)
場所 別邸 茶室 静幸庵
受付 四階 芳月にて 午前9時30分より
時間 午前9時40分に、4階芳月を出発します 車で移動(10分) 午前10時 席入(汲出)
会費 24,200円(税込)