
7月は、立礼で仙遊を取り入れた茶事を行います。
仙遊之式は御存じのように玄々斎が考案されたものです。且座をもとにして作られ、食事をすることを可能にした、現実の茶事に応用できるスタイルです。だからこそ、茶事に活かす工夫が大切だと思っています。
炉の時期は五事式として行うことができますが、風炉の時期はどうしても廻り炭が出来ないために、仙遊そのものを茶事として行うにはどのようにするかを考えねばなりません。それがこの茶事の楽しみでもあります。廻り花と炭の他に香を二種、そして濃茶の後は花月(薄茶)。これらのスムーズな組み合わせを、より有意義な形で茶事に反映させます。当庵で致します亭主は、仙遊の東と半東を兼ねて行い、皆様には客方でお楽しみ頂きます。また、立礼で行うことによって更に広がりを増すものと思っています。
皆様のご来庵をお待ち申し上げております。
場所 別邸 茶室 静幸庵
受付 4階 芳月にて 午前8時40分より
時間 午前9時20分 席入(汲出)
会費 27,500円(税込)