Posted by on 2025年04月3日 in お稽古日記
令和7年3月 お稽古日記

3月の稽古が終わります。
何かと行事が多い中の一カ月はとても早く過ぎてゆきました。
貴人点、貴人清次はその違いを確認し、和巾点は歴史も考える良い機会でした。
荘物も薄茶や濃茶の異なる点を比較して整理しました。
三週目は法磨之式、三友之式を稽古し、札の扱いや花の生け方、香の聞き方を勉強。
釣釜の炭、掻き立鐶の扱いを学び、この季節ならではの道具で春を楽しむひと時となりました。

今日の軸は「一」と「利休七則」
子供クラスの子供達とも、その意味をじっくり考えてみました。
言葉の裏にある真意を読み取る習慣は、子供たちの純粋な心と相まって、
良い勉強になっているようです。

来月は透木の稽古。
ゆく春を惜しみながら、今を大切に、修練を積み重ねて参りましょう。
令和7年3月27日   待光庵 畑中香名子