8月は本当にたくさんの想いを抱きました。
母の体調を見ながら、朔日のご挨拶に伺うことが出来て、久しぶりに御家元様のお話を伺えました。そのお言葉に触れ、有難き時間に感謝の気持ちが溢れました。
稽古場では、包帛紗や茶通箱、茶箱の雪や花を行い、暑い暑い暑いと言いながら、皆で稽古の楽しみを共有しました。猛暑酷暑の中を、稽古にお見え頂き、社中の皆様には心より感謝申し上げます。
そして8月14日の出来事、17日黙祷をして始めた茶之湯の風の講義、21日弔問記帳に伺いお焼香をさせて頂いたあの日、23日から3日間の長崎戦没者慰霊祭他の旅、31日の奥伝稽古・・・忙しいのはいつもの事、しかし心が違う。何か大きな節目の中で、過去と未来が錯綜しました。
たくさんの社中の皆様、特にご高齢の皆様に何事もなく、この夏を乗り切れそうな様子に、安堵致しております。緩やかに動ける範囲に制限が現れている澁谷先生を囲み、皆で一期一会を大切に、時を過ごして参りたいと、切に願うこの頃です。
令和7年9月16日 畑中香名子


