無事に炉開きが終わり、いよいよ炉の稽古が始まりました。
荘物、貴人点、唐物、台目…
稽古したい、あれやりたい、これもやりたい!と…気持ちがはやり、学びに貪欲、楽しさが込み上げる…
そんな炉の稽古の始まりでした。
炉と風炉で、一年に一度しかしない点前がほとんど。しかし皆様の記憶に、身体に、備わって行く茶道。不思議なもので、一度行っていると、何となく身体が覚えています。特に最初の記憶は非常に残る物。だからこそ最初が肝心なのですね。
また、「…のつもり」稽古もあまり好ましくありません。本来の事が出来ない上に、間違った姿を記憶に残します。こちらも大変怖い事です。
慌てずに丁寧に、道具も位置も正確に、心を入れて稽古する…
今、とても大切な気がします。
静かに、静かに、淡々と、淡々と…
自然体で、飾らない、そんな空気が好きです。
笑いと、弾みの瞬間もよし、でもしっとりと移ろう時間はもっとよし…
皆様とそんな時間を過ごせる事を願って…
令和3年12月12日 畑中香名子


