Posted by on 2017年03月6日 in お稽古日記
平成29年2月 お稽古日記

2月、梅の季節が終わりました。美しいしだれ梅の古木は、今年も流れる水の音と共に、風にその香りをのせ、私たちをひと時楽しませてくれました。梅を愛でて御茶一服、至福の時となりました。

稽古は2月、大炉の時期とあって、逆勝手を中心に勉強しました。頭の体操という合言葉を胸に、皆さん試行錯誤しながら取り組んでおられました。大炉の初炭・後炭、濃茶・薄茶、花月まで、喧々囂々笑いと緊張の絶えない時間でした。また、小間を使うことが出来た為、昼間は台目の点前を確認する機会にも恵まれました。小さな薄暗い部屋での音、香り、空気・・・人間の五感を極めるには、小間が一番だと感じます。このすきのない所に身を置くと、何もかも忘れて、今の自分の行動にのみ心は向かう。無の境地とでも言いましょうか。自分の世界を裸になってその場所に展開している気持ちです。お茶の深い味わいは、まだまだ尽きません。

今月は子供クラスの中学受験組が帰って来てくれました!嬉しかった!嬉しかった!皆希望の中学に合格です。一時全てを止めて勉強に集中し、家族も又戦い、本人は真剣に努力を重ねて勝負しました。結果を生めたことの素晴らしさ、結果を生むための努力の積み重ねを実現した強さ、これが彼女たちのこれからに、いかに役立つか、計り知れないものがあります。子供達に万歳!

迎えた床の間の軸は何と「喝」・・・。極寒の時期の軸とはいえ、子供達にはゆっくり一服を楽しませてあげたい気持ちで一杯でしたのに・・・偶然とはいえ御免なさい🙇。

さあ春の光輝く3月、別れの時、それは始まりの時。共に素敵な道を歩むために、思い切って前進して、心新たに再び頑張って参りましょう。

平成29年2月28日 畑中 香名子