Posted by on 2021年03月6日 in お稽古日記
令和3年2月 お稽古日記

緊急事態宣言に従って、2月も稽古をお休みに致しました。

皆様と共に、大炉の稽古を行うことができませんでした。大きな大きな炉は、寂しそうに佇んでいました。

夜稽古に来ている男性のお弟子さんが、退会の希望をお電話で知らせてくれました。留守をしていた私が後ほど電話をかけてみると、病院に入院中とおっしゃいました。とっさのことで何がどうしたと伺うこともできず、声はお元気そうだから、とにかくまずお身体を大切にすることを第一優先にと、申し上げました。

 熱心に自習をなさる方で、

「お茶杓のお作は?」と聞かれると、

「11代玄々斎精中宗室でございます。」とフルネームでおっしゃる。

点前の予習も欠かさず、わからなかった部分や不鮮明なところをしっかりと確認。許状も順調に進んでいて、もうあと数年で茶名をいただける状態でした。

しかし、先ずは身体が資本。ここがしっかり調整できていないと、何もできません。お互いに健康で、穏やかな心持でいられるように。心と身体は、常に健康にしておきたいですね。

小さな発見から学びつつ、小さな感動を大切に、小さな優しさに感謝して、稽古を続けていく待光庵に、いつの日かまた戻ってこられることを、心より願っております。

令和3年2月28日 畑中 香名子