令和8年1月号 風の心
一言、 「美味しいっ」 と、中学生のS君が云った。それがなぜだか、胸に深く刺さった。薄茶を一口飲んだ直後の、ほんの一瞬の事だった。 「先生、私お湯を入れ過ぎました・・・」 と、追いかけるように中学生のRちゃんが言った。こ […]
令和7年12月 お稽古日記
11月、豊かな実りの季節に炉を開き、粟善哉を頂きました。このめでたき時に、心を新たにして炭と向かい、濃茶を練りました。お社中の皆様とのひと時が、何より嬉しい宝物。有難いことです。 唐物の点前や貴人点、そして茶事と、学びの […]
令和7年12月号 風の心
「私は、もう少し生きるようですよ」猊下はそうおっしゃった。車椅子の上から穏やかに微笑み、その場の空気を優しさで包んでいた。有馬賴底猊下はとてもお元気で、静かに、その大きさを保っておられるように感じた。 10月、姪の結婚 […]
令和7年10月 お稽古日記
10月の名残の時期が終わりました。 今年もしっかりと中置の稽古を終えました。 小板、大板、長板、五行棚、それぞれに濃茶や薄茶を行い、確認してゆきました。 今回は鉄風炉ややつれ風炉を使うことが出来ませんでしたが、来年は使っ […]
令和7年11月号 風の心
私には四つ年上の姉がいる。小さい頃から常に前を向いて力強く進んでいる彼女は、個人的に私の尊敬する人であり、良き理解者であり、その一言で頑張らねばと思わせてくれる、とても大きな存在である。社会的にも、彼女が所属する専門医 […]







