Posted by on 2016年10月31日 in お稽古日記
平成28年10月 お稽古日記

10月の稽古が終わりました。

一年のうちで最も詫びた風情の漂う、切ない景色に包まれる、神無月。時雨月(しぐれづき)、初霜月(はつしもづき)、刈稲月(かりねづき)とも呼ばれます。ここにも日本語の美しさがまた一つ・・・。

この月は中置を勉強しました。小板、半板、大板、長板、五行棚、バリエーションは豊富です。特に長板は水指の蓋が三手であったり、湯返しをしたりと特別です。大板も、常据との違いをみながら勉強しました。

子供達のクラスには、新しいお友達が2名増えました。小学4年と2年の可愛らしいお嬢ちゃんたちです。禅語も少しずつ覚え始めました。言葉の魔法が人を成長させます。また、お正月の点前に向けて、どの子も少しずつ真剣さが増しています。

10日祝日の奥伝稽古、お疲れ様でした。この日、稽古が終わってリビングへ下がると、机の上には海苔巻き、お稲荷さん、お茶、ビールまで置いてあるではないですか!夜組のSさんが、お昼を食べられない私たちに、こっそり差し入れを置いていってくれたのです。添えられていた小さなメッセージは心に大きく響きました。「夜にはビールでお疲れが取れるように・・・」心温まる風が吹きました。10月の名残に、胸が熱くなる瞬間でした。

さあ、11月は炉開きです。10月末は陰がつまり、11月には一番下に陽が兆すと聞きました。新たなスタートの月を今年は小間で迎えます。お楽しみ下さい。

平成28年10月31日 畑中 香名子