Posted by on 2021年08月31日 in お稽古日記
令和3年8月 お稽古日記

8月が終わりました。

皆様との稽古は、残念ながら一週目のみとなりました。
定例のお返しの会、今回はお琴の先生をお呼びして、この荒んだ世の空気に少しでも日が射すようにと、様々な工夫を計画致しました。濃茶、薄茶、お食事と音楽・・・ひと時でも心に笑みが戻ったならば幸いに存じます。

最近読んだ本には、純粋な、自然の、ありのままの姿に、人は心を動かすと書かれていました。子供の笑顔、蕾から開いた花、喜びに両手を挙げる人、透き通った流れる川の水・・・
時には一面に揺れる稲穂を見てうわっと思うこともあります。またある時には、空に描かれる美しい雲に元気をもらったり、或いは差し込むオレンジ色の夕日に想いを聞いてもらったりします。そんな風に感じるのは、そこに人の感性があるから。そして救われ、励まされ、教わることもあります。

今、皆様とお目にかかることができません。皆様の安全を第一に考え、9月の稽古も中止にし、とてもとても残念で、とても悲しい気持ちです。しかし、周りにある純粋な、自然の、ありのままのものに目を向けて、何かを感じて、考え、前を見ていこうと思っています。
最も感染が広がり、医療機関に頼れなくなっている現在、自分で自分を守り、辛抱して潜水状態から浮上できる時期を見極めて参りましょう。心は繋がっています。強く、強く・・・

令和3年8月31日 畑中香名子