9月は、久しぶりに長板二つ置の稽古を長緒茶入れで行いました。また、茶通箱もじっくりと稽古することができました。
薄茶、茶箱は卯の花、そして和敬点を行い、久しぶりの茶箱に慣れたあと、茶碗を二碗使う場合の更なる工夫を試みました。これらは各服点への応用につながり、今後の茶の湯に必要なことです。新しい視点で新しいスタイルを考案し、実践してみて、その時代にあった形の現実的なお茶も、行わざるを得ないと感じます。最も大切な基本や伝統を守りつつ、それを活かす形を持ってこそ、お茶なのではないでしょうか。
最終週には、且座と無言投込花月を行いました。こちらも各服でコロナ使用。いかに無駄なくすっきりとスマートに行えるか、益々楽しみが増えて参ります。無言投込は、花月の歴史上、創成期の形を振り返るものです。本当の一に帰ることができて、多くの学びをお弟子さんたちと共有できました事、嬉しく思っております。私がドクター論文として研究した七事式の拙いお話ではありましたが、成り立ちから全く変わらない部分と、変化の連続を経て進化した姿を、今現代に我々が行っている・・・七事式とはこんなに凄いことなんだと、皆様が感じて下さったことが何よりでした。
10月最後の風炉の稽古を、思い切り楽しみたいと思っております。頑張りましょう。
令和4年10月5日 畑中香名子


