令和7年6月号 風の心
松平不昧公の父、松平宗衍(むねのぶ)は、父親宣維(のぶずみ)の若死によって、3歳で六代藩主となった。17歳までは江戸で過ごし、19歳の時には、それまでの家老たちによる輪番制を廃止し、大胆な財政改革を行う。その背景には、 […]
令和7年5月号 風の心
出雲、松江の旅をした。もっともっと見たいもの、聞きたいこと、体験したいことがあった。これが率直な感想である。しかし時間的な問題もあり、頂いた3日間に精一杯努力をして、あちこちへ回ってみた。 一番心に残ったのは、有沢山 […]
令和7年4月号 風の心
ベトナムのハノイで支部として10年を迎えた、裏千家109番目の海外協会である、茶道裏千家淡交会ハノイ同好会の発会10周年記念行事に参加した。改めてこのようなご縁を頂いたことに、深く感謝申し上げたい。多くを知り、感じ、考 […]
令和7年3月号 風の心
今年も無事に梅見の茶事を終えることが出来た。枝先まで美しく花開き、小川の水に来る鳥たちを、まあるく枝垂れたその枝の中に引き寄せて、辺り一面別世界のような姿と香りを漂わせていた梅・・・父が生きていたら、どんな風に言うだろ […]
令和7年2月号 風の心
いよいよ令和七年が始動した。皆様も初釜を終え、慌ただしい年始から日常に戻りつつあるのではないだろうか。 巳年の今年、脱皮して飛躍の年にとか、長く強く進んでいこうとか、新年にふさわしい前向きなお話が、様々に飛び交ってい […]
令和7年1月号 風の心
11月の到来に合わせて、庭の中門や竹垣が清々しい青竹に変わる。露地は生気を取り戻したかのように活力に満ちあふれ、冬枯れてゆく木々もまたしっかりと大地を踏みしめて、来る極寒の空気に立ち向かっている。 12月も半ば、稽古 […]
令和6年12月号 風の心
故鈴木宗康先生は、私が桐陰席で茶事の亭主をさせて頂いた時の、指導担当だった。裏千家学園、研究科時代の事である。平成7年7月、七夕の趣向で道具組を行い、熱い夏に大きな氷を用意して木地の浅い桶に入れ、露地に置いたことを覚え […]
令和6年11月号 風の心
先月号からの続き 9月21日 早朝、朝の温泉に入る前に、海辺へ散歩に出た。まだ薄暗い中をゆっくりと太陽が昇ってくると、段々と空が茜色に染まっていった。思わずシャッターを押しているうちにもの凄い迫力で夜が明けて行き、今日も […]
令和6年10月号 風の心
今年の待光庵研修旅行は、熊本で八代焼を見学し、鹿児島における和合の茶会に参加する旅であった。総勢42名、素晴らしい郷である熊本県観光と、101歳の大宗匠のこみ上げる平和への想いに触れ、笑顔と感動の2泊3日は、深く心に刻ま […]
令和6年9月号 風の心
もうだいぶ以前になる。少しご縁のある禅文化研究会の行事や勉強会に、何度か参加した。その時に初めて、妙心寺退蔵院の松山大耕副住職のご講話を拝聴した。 少し早く到着したその会場の入り口には、若い女性が何人か待ち受けていて、副 […]


